出店者インタビューVol.19「CHERIE」アレンさん&高橋美穂さん夫妻

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POSTED | 2018年2月26日
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みんなのお腹を満たすごはんと想いを積め込み移動するフードトラック、
今回は毎週水曜日に出店しているハイチ料理「CHERIE(シェリー)」をご紹介します。

ハイチを知る

中華・和食・メキシコ・タイ・キューバ・ジャマイカなど、日替わりで多国のランチが愉しめるPICNIC GOHANですが、
中でも「ハイチ? どこだろう?」という疑問から入る方も多いであろう、あまり聞きなれない国のランチがあります。
中南米に近いカリブ海に浮かぶ小さな国々、キューバにジャマイカ、そしてドミニカ共和国と国境を接してハイチがあります。
そこは、1804年にフランスからの奴隷解放を勝ち取り、初の黒人共和国を独立させた異例の国。
ラム酒などのお酒とも合い、ブルーマウンテンに近いと言われているハイチコーヒーが有名ですが、
さて、そこではどんなものが食されているのでしょう。

語り部を意味するグリオという伝統料理

フランス語で「かわいい・愛しの」を意味するCHERIEという屋号でフードトラックを始めたのは7年前。
オーナーであるハイチ出身のアレンさんと高橋さんはNYで出逢い、結婚を機に日本に渡ったアレンさんは
ハイチを多くの人に知ってもらう手段として、趣味であった料理を選びました。

<ブラックでキメるクールなフードトラックが目印>

柑橘類でマリネし、一晩寝かせて炒め揚げた豚肉料理グリオがハイチを代表する伝統料理で、
CHERIEではどんな柑橘系を使っているかは企業秘密ですが、工程に手間のかかる料理であることは確か。
カリッとジューシーな歯ごたえとふわりと香る柑橘風味がやみつきで、さらにこちらもハイチでポピュラーな
ほんのり甘みのあるレッドキドニー豆ごはんとの相性が抜群!

<断トツ人気のグリオ 700円>

それだけでは足りないよね、とCHERIEの特製 柑橘系を使ってそれぞれに味付けをしたのが
バジルチキンと赤魚のトマトサワーソース。全3種類から選べます。

<バジルと柑橘類で味付けしたハイチの家庭料理 バジルチキン 700円。
ハイチでは鶏肉を意味するプレと呼ばれています>


<トマトと柑橘類の自家製ソースをからんだ、カリブ風味の赤魚 700円。
ハイチでは魚を意味するプアソと呼ばれています>

この3種もレッドキドニー豆ごはん付ですが、さらにやみつきにさせるのがピケと呼ばれる、酸っぱ辛いハイチのピクルス。
これは、野菜を生ハバネロとマリネ液に漬けたもので、家庭によって材料は様々のようですが、CHERIEはシャキシャキのキャベツをチョイス。
口直しにとてもさっぱり!と思いきや、あとから生ハバネロの辛みがしっかりくるので、辛いのが苦手な方は「ピケなし」と一言を。

<カウンターに堂々と置いてある特大サイズのピケは圧巻>

二人三脚でハイチを伝える2人のグリオ

グリオはフランス語で「語り部」「吟遊詩人」を意味します。もともとはアフリカの先住民の音楽家のことであり、
彼らは音楽を奏でるため村々を回りながら、情報を伝える伝達者でもあったそう。そんなアフリカがフランスの植民地であったことから、
国民の9割がアフリカ系のハイチではアフリカとフランスの文化が根強い。
2010年にハイチで起きた大地震で不安定な情勢、荒れた地の映像が流れても、国の豊かな情報は日本であまり知られていないと感じ、
2011年に高橋さんと共にハイチを伝えるべくフードトラックを始めたアレンさん。2014年に病で倒れ、今アレンさんは仕込みのみ、
トラックに立つのは高橋さんとお手伝いの上杉さんですが、日々の仕込みはアレンさんのリハビリになっていると言います。
アレンさんの夢は復帰してお店も持つこと、そして高橋さんの夢はそんなアレンさんを支え、ふたりでハイチを伝えていくこと。

CHERIEはまさに、日本のグリオ。

<とても気さくな高橋さん(右)と、CHERIEを支える看板娘の上杉さん(左)>

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Writing/photo湯野澤いづみ

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