少しずつ秋の香り漂う今日この頃ですが、残暑で身体参っていませんか?
夏と秋、季節の変わり目である今をしっかり乗り切るため、
ビタミンたっぷりの野菜をランチ以外でも積極的に摂りたい。
そんなときにおすすめなのが、青汁です。
青汁というと「うーんまずい、もう一杯」というCMが印象的で、
苦いイメージから敬遠されがちですが、中野駅近くにある
ケールジュースショップに足を運んでみましょう。
まずは朝しぼりの生ケール100%を一杯。ゴーヤなどの青臭く、
くせのある野菜が得意なわたしはすんなり飲むことができ、
「うーんうまい、もう一杯」。
「かぼすをちょっと入れてあげると飲みやすくなりますよ」と、
ぽとんとビタミンCたっぷりの大分 生しぼりかぼすを落としてくださるのは、
この道20年のオーナー内藤和代さん。
<かぼす割も苦手な方にもご安心。りんごジュースのハーフ&ハーフもあります>
春夏は山梨、秋冬は静岡の無農薬ケール専門の契約農家さんから仕入れるようで、
この日、約20kgのケールが届いたので見せて頂きました。
初めて見るケールは葉っぱが大きなものから小さなもの、
茎は太いものから細いものまでさまざまで、店内に青々とした葉の香りが漂います。
<太陽をたっぷり浴びた夏のケールは水分が豊富で固く、香りも強くてより苦い。
冬のケールはその反対で、でんぷん質が多くなり甘くなるのだそう>
ケールはなんといっても快眠、老化防止などに活躍するメラトニンが豊富。
青汁といえば明日葉や小松菜、パセリなどもありますが、
飲むなら断トツケールがおすすめ。
取材中もひとり、またひとりとお客さまがいらして、ぐびっと飲んで帰られていき、
その多さに驚きます。一度に8リットルの青汁を予約注文する方もいらっしゃるようで、
内藤さんは朝からケールしぼりに奮闘!
<メラトニンのほかにもこの栄養素!! 「野菜の王様なんです」と内藤さん>
<一日6~10リットルはしぼるのだそう>
<しぼりたてのケール100%。しぼったあとに出るカス(左)は頂けるそうなので、
スタッフさんに声をかけてみてください>
ケールの魅力に触れながら店内を見渡すと、
「ケールの葉っぱ販売します」の案内を発見。
なかなかスーパーでは手に入らないケールが中野店では手に入るのです!
でもケールって青汁以外でどんな料理に使えるのでしょう?
そこで今回、中野セントラルパークで毎週木曜日に出店している
タコライスのtonocafeオーナー、殿岡さとりさんにケールを使ったレシピを
教えて頂きました。
<ケールを料理するのは初めてという、さとりさん>
ケールを食べようVol.1「ケールチップ」
1:ケールを洗い、キッチンペーパーでしっかり水気をふき取る
2:手でざくざく切ったケールの葉をオリーブオイル、ガーリックパウダー、
粉チーズ(すべて適量)でまぶす
3:キッチンペーパーを敷いた天板に2のケールを並べ、
170度に余熱したオーブンで約15~20分焼く
4:クレイジーソルトをお好みでかけて完成!
<さとりさん「オリーブオイルをごま油に、粉チーズをブラックペッパーに替えて、
激うまな2パターンのケールチップが愉しめます」>
ケールを食べようVol.2「ケールのガパオライス」
1:ケールひとつかみと、ケールチップで使わなかった茎を食べやすい大きさに切る
2:油とおろしにんにく大1をフライパンで熱し、鶏ひき肉200gと1のケールを入れて炒める
3:砂糖、ナンプラー、オイスターソース、醤油(各大1)で味付けをする
4:ごはんの上に3と目玉焼き、お好みでパクチーを添えて完成!
<さとりさん「ケールの味がしっかりしているからほかの具材も味付けもシンプルに」>
手づくりランチのあとに青汁を飲んで、ケールの葉っぱを買って自宅で料理。
おいしいごはんと野菜で心と身体の中からしっかり元気、目指しましょ!
==========================
ケールジュースショップ
【住所】東京都中野区中野5-61-12
【Tel】03-3228-8682
【Open】12:00~20:00(平日)、12:00~19:00(土曜)、12:00~18:00(日曜・祝日)
【Close】なし
【最寄り駅】JR「中野」駅北口より徒歩約3分
ケールレシピ提供 Backpacker’s kitchen tono cafe
http://tono-cafe.jp/
Writing/photo湯野澤いづみ