みんなのお腹を満たす食材と想いを積め込み移動するフードトラック。
今回は毎週木曜日に出店しているローストビーフ「CAFÉ BRICK LANE(カフェブリックレーン)」をご紹介します。
https://www.facebook.com/Cafe-brick-lane-382177721799003/
<アボカドローストビーフライス 700円>
チャーミングな笑顔が特徴の店主・寺尾さんは、「イギリス人になりたかった」というほど、イギリスの文化・ファッション・音楽などに興味があり、5年ほど在住経験がある持ち主。
ベーグルが大好きな寺尾さん行きつけの専門店がイギリスはロンドンのブリックレーン通りにあり、「ゆくゆくはこのお店のようなベーグル屋さんを日本で持ちたい」と夢を持って帰国しました。
興味を持ったら行ってみる、やってみる。その有言実行な行動力から、ロンドンの通りにちなんで「CAFÉ BRICK LANE」としてベーグル屋のフードトラックをスタートさせたのが2009年。けれど、思うような反響が得られず苦戦していたと云います。そんなとき助けてくれたのが「師匠」と呼ぶ、同じ木曜日に出店しているタイカレー「elephant box」の加藤さんでした。
以前バインミーというベトナムサンドウィッチを販売していた加藤さんの経験上、「パンは売れない」のだそう。ベーグルへの想いは諦めきれないけれど、フードトラックを生活の糧にしたい。そこで考えたのがイギリスの伝統的な料理、ローストビーフでした。
ベーグル同様、イギリスで食べていたローストビーフの味を思い出しながら再現。2時間じっくり焼き、寝かせ、丁寧に丁寧に作って仕上がった寺尾さんのローストビーフはイギリスへの想いもたっぷり詰まった、柔らかくもしっかりした歯ごたえ。トッピングのアボカドにフライドオニオン、マスタードとの相性もバツグンです。オリジナルソース5種類が選べるのも特徴。
中野セントラルパークでの出店はごはんとの提供ですが、毎週月曜に出店している東京タワー近辺ではベーグルサンドで提供しているというからそちらも気になるところ。
<ベーグルローストビーフサンド>
いまはフードトラックで「午後もがんばってね」という想いでランチのみを提供しているが、ゆくゆくは小料理屋を持ち「一日おつかれさま」とスナックのママ風に夜ごはんを提供するのが次なる夢なんだとか。
<リピーターさんもいていつも行列>
<いらっしゃいませ~>
Writing/photo:湯野澤いづみ